石川の歴史が生んだ技術力と素材で、もう紙コップを捨てないlike a Paper Cup
2025.06.02

石川の歴史が生んだ技術力と素材で、もう紙コップを捨てないlike a Paper Cup

陶磁器製カップと布製スリーブを組み合わせた「like a Paper Cup(ライク ア ペーパーカップ)」は石川県創業の陶磁器メーカーであるNIKKO(創業1908年)と化学素材メーカーである小松マテーレ株式会社(創業1943年)の両社の歴史を背景に、高い技術力のコラボレーションから生まれたアイテムです。ライフスタイルをより豊かにするためにご自宅のリビング、ダイニング、オフィスなどでも永くご愛用いただけます。

紙コップをオマージュした陶磁器製カップとサステナブルなスリーブ

カップは紙コップを模った形状に繊細なレリーフを施し、NIKKO FINE BONE CHINA(ニッコーファインボーンチャイナ)ならではの白さが際立つ、ユニークで美しいカップです。
サステナブルな視点を取り入れてデザインされた小松マテーレ社製のスリーブを合わせてご使用いただくことで、熱いお飲み物でも持ちやすく、また冷たいお飲み物をいただく際には結露を気にせず味わえます。オフィスやテレワーク時など仕事をしながらコーヒーなどのドリンクを飲むときにもおすすめのカップです。

like a Paper Cup

ホットコーヒーの入ったlike a Paper Cupアイスコーヒーの入ったlike a Paper Cup

組み合わせでお気に入りのスリーブ付きカップに

NIKKOのカップが4種類、小松マテーレのスリーブが4色ございます。16通りの組み合わせからお選びいただけますので、大勢の方が集まる場ではカップのマーカーとして「自分のカップ」を見分けることもできます。多彩な組み合わせからお気に入りのスリーブ付きカップを見つけてください。

4種類のカップ絵柄と4色のスリーブ

コラボレーション秘話

石川県の老舗メーカーのコラボレーション

小松マテーレとNIKKOは共に石川県にある老舗のメーカーです。両社は独自に持続可能な社会を目指した活動をする中で、多くの方が使用できる、生活に密着したアイテムのコラボレーションプロジェクトをスタートさせました。
小松マテーレは、世界的に著名なラグジュアリーブランドにも採用される意匠性の高い素材をはじめ、ユニフォームや生活産業資材に用いられる高機能素材を多数製造しております。さらに、ファブリックだけにとどまらず、廃棄物を再利用した環境配慮型のセラミックスや、炭素繊維複合材料といった先端素材の開発にも注力しており、常に未来を見据えたものづくりを続けています。

小松マテーレ社の素材 NIKKOの陶磁器

小松マテーレの高い技術力が詰まったスリーブ

スリーブは小松マテーレの素材「KONBU®」を採用しています。「KONBU®」はナチュラルでドライな風合いと硬度からくる自立性、驚くほどの軽量さと強さが特徴です。綿のキャンバス地のように重みがあるように見えて、持つと驚くほど軽い素材です。
小松マテーレの数ある素材の中でも、軽量でありながら厚みがあるため熱が伝わりにくく、繰り返し使っても耐久性に優れることから「KONBU®」が選ばれました。
さらに今回のスリーブでは、染色にも環境配慮の工夫が施されています。捨てられるタマネギの皮から抽出した成分をベースに、廃棄される植物由来の天然成分を活用して染める環境配慮型素材「Onibegie®」の染色技術を使用しています。
名前の由来にもなっているタマネギの皮由来の成分は、合成繊維を効率よく染めることができるため、オリーブの葉や絞り殻、竹炭などで染める時もタマネギ由来の成分をベースに使っています。

KONBU®誕生秘話

実はこの「KONBU®」、もともとは“失敗作”として誕生した素材でした。
2003年、欧州展開を始めたばかりの小松マテーレは、欧州のトップメゾンから「どこにもない生地を作ってきてほしい」と難題を突きつけられます。
模索の末に挑んだ形状記憶素材の開発中、ある加工条件のミスで「バリバリに硬い」生地が偶然生まれてしまいました。衣料用途には到底不向きと見られたその生地に、当時の営業部長が「バッグ用に活かせるのではないか」と可能性を見出し、開発を再スタート。糸や織り、加工を試行錯誤しながら改良を重ね、唯一無二の新素材として「KONBU®」が完成しました。

小松マテーレ社製のスリーブ

※「KONBU」、「Onibegie」は、小松マテーレ株式会社の登録商標です。

NIKKOの金沢らしさを盛り転写で表現したカップデザイン

金沢駅のシンボル 鼓門(つづみもん)と、東山ひがし地区に連なる茶屋建築の特徴の一つである出格子(でごうし)を、白を基調にしたマットと盛りで繊細に表現した、モダンで洗練されたデザインです。創業117年の陶磁器メーカーとしての高い技術を結集しました。
2つの絵柄×口元の金彩あり/なしがお選びいただける計4種類のデザインです。

like a Paper Cup鼓門の全体
鼓門(つづみもん) 金彩
like a Paper Cup鼓門の絵柄アップ

like a Paper Cup出格子の全体
出格子(でごうし)
like a Paper Cup出格子の絵柄アップ

毎日、美味しいコーヒーを飲むためのサステナブルな選択

現在、コンビニエンスストアやオフィス、イベント、個人利用などにより国内で1日に使用される紙コップは数千万個と言われています。環境省も「環境全体への影響という視点からみれば、リユースはごみを減らすだけではなく、省資源・省エネルギーにも有効」「リユースカップを一定回数利用することで、紙コップよりも環境負荷が低くなる」として、使い捨てではなくリユース(繰り返し使用)できる食器の活用を呼びかけています。
毎日、美味しいコーヒーを楽しむために、使い捨てしない陶磁器でできたカップを利用することで無駄を削減したいという思いを、このカップとスリーブに込めています。

※環境省:リユース食器活用の優れた点 ― 脱・使い捨て社会を目指して(外部サイトへ)

リユースカップとしてのlike a Paper Cup

サステナブルな素材へのこだわり

カップに使われているNIKKO FINE BONE CHINA(ニッコーファインボーンチャイナ)は原料のブレンドからこだわり、美しい白い器として世界の一流ホテルやレストランに採用されています。
そしてその原料の主成分であるリン酸三カルシウムが肥料として有効なことから、NIKKOは生産過程で生じる規格外品を肥料としてリサイクルする技術を確立しました。捨てられる食器から生まれた肥料「BONEARTH®(ボナース)」はサステナブルな肥料として注目を集めています。

捨てられる食器から生まれた肥料 BONEARTH></p>
<p class=小松マテーレの素材「KONBU®」で作られたスリーブの染色には、捨てられるタマネギの皮から抽出した成分をベースに、廃棄される植物由来の天然成分を活用して染める環境配慮型素材「Onibegie®」の染色技術を使用しています。
またスリーブは、ホールガーメント®技術で成形され、テキスタイルを裁断して縫製することに比べてカットロスや縫い代といった原料ロスがありません。
素材から加工方法に至るまで、無駄のないサステナブルなデザインを追求しました。

※「ホールガーメント」は、株式会社 島精機製作所の登録商標です。

サステナブルデザインのスリーブ

就職祝いや職場の方へのプレゼントに

シンプルでユニセックスなデザインのカップとスリーブはオフィスで使用しやすく、就職祝いや職場でお世話になった方へのプレゼントとしても喜ばれることでしょう。ギフトボックスでご用意しておりますのでそのままプレゼントとしてお贈りいただけます。

デスクに並ぶlike a Paper Cup

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